ここでは、中学生・高校生、20代、30代の矯正治療について述べていきます。
中学生・高校生~20代の矯正治療
矯正治療はこどものうちにという一般的なイメージがありますが、矯正を行うのに遅いということはありません。むしろ中学生・高校生から20代にかけては、矯正治療を行うにはベストな時期であると言えます。治療に対する歯の反応が最もよい時期といえるでしょう。
中学生・高校生の矯正治療
この時期になると、「自分の顔」「見た目」など、自分への美意識が生まれる頃だと思います。身長やあごの骨の発育が収束し、歯の生え替わりも完了したこの時期は、遂に本格的な矯正治療を始めることができる時期であり、歯周組織(歯ぐきや歯を支える骨など)の再生も旺盛な時期です。
矯正治療は、歯根と歯槽骨の間にある歯根膜という線維の圧縮と牽引により、歯槽骨の吸収と新生を繰り返すことで歯を動かします。健康な歯と歯槽骨と歯根膜が存在すれば、何歳になっても矯正治療は可能ということになりますが、歯周組織の代謝が良好なこの時期は、真に矯正治療に最適な時期と言えます。
▲矯正治療で歯が動く仕組み
骨の成長が収束した高校生以降では、あごの成長を利用した治療が出来ないため、これまでは非抜歯矯正が難しいとされてきました。しかし、現在では、スケレタル・アンカレッジ・システムを使った大臼歯の後方移動が可能になり、非抜歯矯正の可能性が格段と上がってきました。
思春期の時期で見た目や痛みを気にされるご相談が最も多いですが、痛みは個人差があり、一時的なものだということ、また目立たない矯正や舌側矯正などの装置などをご用意しております。受験を控えた中学3年生や高校3年生の開始時期、運動部におけるスポーツや吹奏楽における管楽器など部活動をされているお子さんのご相談にもご回答をさしあげております。ぜひ一度ご相談ください。
20代の矯正治療
歯並びが悪いことによる見た目の問題は、服装や化粧などでごまかせません。口元は顔貌の1/3を占めますので、歯並びが良くなることで印象は大きく変わります。20代は不正な歯並び等によって笑顔に自信が持てないなど、社会心理的影響を客観的に見つめられるようになる時期です。また、将来の虫歯や歯周病を予防するため、この時期に歯並びを整えておくことには大きな意義があります。
自分の意志で、美しい歯並びや審美的な口元を目標として矯正治療に望む大人の矯正治療は、歯磨きや装置の手入れなどにも気を配ることができ、口腔内が良い状態で、効率的に治療が進むことが多くあります。
中高生の時期と同じように、20代もまだまだ歯周組織の再生も活発な時期ですので、矯正治療を行うには最適な時期であると言えます。当院では、目立たない表側の矯正装置やホワイトワイヤー、外から見えない舌側矯正、できるだけ歯を抜かない歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正歯科治療、非抜歯矯正、マウスピース型矯正装置(インビザライン)などの治療を行っています。患者さまのご希望に応じて、最適な治療方法をご提案しております。
30代の矯正治療
当院では、社会人の方で矯正歯科治療をお受けになられているもっとも多い年代が、この30代です。メークや髪型、服装などに気を使ってきた20代から、考え方が「自分自身への投資」となるようです。
お口元はお顔の1/3を占めますので、第一印象でお口元は目立ちます。
当院では、目立たない装置による通常の矯正(唇側/表側矯正)、外から見えない舌側矯正(舌側矯正)、できるだけ歯を抜かない歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正歯科治療(非抜歯矯正)透明なご自身で取り外しのできるマウスピース型矯正装置(インビザライン)、少数歯を矯正する部分矯正などの治療を行っています。患者さまのご希望に応じて、最適な治療方法をご提案いたしております。
歯並びや咬み合わせが整い、コンプレックスが改善され、食事・笑顔・会話などを気にすることのない生活が送れることを考えますと、矯正歯科治療にかかる年数は案外短いのかもしれません。
多くの患者さんが、治療後の感想として「こんなに歯並びがキレイになるなら、もっと早くから始めればよかった」と言われます。
年代別矯正
装置の種類・矯正方法
診療カレンダー
■:休診日
■:休日矯正相談日(10-13時)
初診相談は診療時間中に随時受付しております。また、月に一度休日相談日を設けております。一人一人に十分な診療時間を確保するために予約制をとっております。さいたま市内で矯正歯科治療をお考えの方は、お電話でご予約の上、ご来院下さい。