マウスピース型矯正装置
当院では、目立たない矯正装置の一つとして、透明なマウスピース型矯正装置を導入しています。
その中でも世界中で信頼性と実績のある装置「マウスピース型矯正装置(インビザライン)」を導入しています。
マウスピース型矯正装置(インビザライン-invisalign)
マウスピース型矯正装置(インビザライン-invisalign)は、患者さんのお口の状態に合わせてカスタムメイドで製造される取り外しのできる透明なマウスピース型矯正装置です。これまでに全世界で累計は500万人を超える患者さんが、このマウスピース型矯正装置(インビザライン)治療を受けており(2017年12月現在)、高い実績とシェアを誇ります。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)のメリット・デメリット
メリット
▲接客業などにも
- 透明な装置のため目立たない、ほとんど周囲に気付かれない
- 食事中は外すため自由に食事をすることが出来る
- 装置を外して歯磨きができるので口腔内の衛生状態を管理し易い
- 清掃性がよいため、治療中の虫歯や歯周病のリスクが軽減される
- 従来の装置に比べて違和感が少ない
- 事前にパソコンの画面で、術前シミュレーションができる(クリンチェック)
- 少しずつ歯を動かしていくので痛みが少ない
- 素材がポリウレタンで出来ているので金属アレルギーの心配がない
- 前歯の部分矯正にも有効な場合がある
デメリット
- 重度の不正な歯並び(でこぼこ)や不正咬合には適応外
- 1日17~20時間以上の装着が必要で患者さんの協力が不可欠
- 付け続けていないと効果が得られない
- 取り外し式のため、効果が患者さんの使用頻度に委ねられる
- こどもの矯正治療には向かない
- 適応症が限られている(軽度の凸凹歯、わずかな空隙閉鎖、矯正治療終了後の後戻りした場合など)
このような方へ
- 軽度な凸凹歯で矯正はしたいけれど目立つのに抵抗があるという方
- 前歯のちょっとしたすき間やねじれを治したい方
- 過去に矯正をしていたが後戻りしてきた方
注意点
注意点
- 装着したままの冷たいドリンク等は飲めますが、スープやホットティーなど温かい飲み物は避けてください。装置が変形する恐れがあります。
- 装置を失くしてしまったり、壊れてしまったら、すぐにクリニックへご連絡ください。再製作には1週間くらいの時間を要します。装着していないと歯はすぐに元に戻ろうとします。
- 海外製カスタムメイド矯正装置であるインビザラインは、
- 日本国医薬品医療機器等法の医療機器として認証・承認を得ていない装置です。
- マウスピース型矯正装置【インビザライン】はアライン・テクノロジー社の製品であり、インビザライン・ジャパン社を介して入手しています。
- この装置以外の日本国で承認を得ている医療機器や矯正装置を用いる治療法が存在します。
- マウスピース型矯正装置(インビザライン)は1998年にFDA (米国食品医薬品局)により医療機器として認証を受けています。インビザラインは、これまで世界中で1,000万以上の患者に使用されていますが、予見できない重大の健康被害等は報告されていません。
- 医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
ブラケットの矯正装置との併用も
歯に直接装置を付けるブラケットによる治療(表側矯正、舌側矯正)とは違い、マウスピース型矯正装置(インビザライン)は3次元的に歯を動かす(専門用語:アンギュレーションやトルクの修正)、歯を抜いたスペースを閉鎖する、…等の治療が難しいため、全ての歯並びにおいてマウスピース単独による治療ができるわけではありません。
多くの方は、マウスピースとブラケットによる矯正を併用します。併用することによってブラケットを装着する期間を短くすることが目的です。
やはり現段階では3次元的に歯を動かせるブラケットに勝るものはありません。
興味のある方はご相談ください。
見えない矯正・舌側矯正
▲舌側矯正
表側からは全く見えない矯正の方法として、当院では舌側矯正も導入しております。
詳しくはカスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート)のページをご覧ください。